概要
スクリプト方式で WOVN を導入している場合、URL に言語情報が付加されません。
そのため、Google アナリティクス で WOVN の言語切替え情報を集計することができません。
WOVN が提供する Widget API(JavaScriptイベントハンドラ と 関数)を使用することで、WOVN の言語切替えイベントをGoogle アナリティクス に送信することができます。
以下のような操作を集計できます。
- ブラウザの言語設定が Webサイトの元言語と異なる場合、WOVN が自動的にブラウザの設定言語に切り替えた
- WOVNデフォルト言語切替ウィジェット(または独自ウィジェット)を使って、ユーザーが手動で言語を切り替えた
- WOVN が提供する関数を使って、JavaScript から直接言語を切り替えた
設定手順
1. あらかじめ、Google の手順「サイトにgtag.jsを追加する」に従って、Webサイトの <head> タグ内にGoogle アナリティクス トラッキングタグの挿入を完了してください。
2. WOVN が提供するイベントハンドラを利用した関数を <head> タグ内に挿入します。
この関数により、言語切替えが行われたことを検知できます。
サンプルコード:
```js
<script>
window.addEventListener("wovnLangChanged", function() {
var e = WOVN.io.getCurrentLang();
gtag('event',
'Change language',
{
'event_category':'WOVN',
'event_label': 'change to:' + e.name,
'value': e.code
}
);
})
</script>
```
このサンプルコードでカスタマイズ可能な項目は以下のとおりです。
No | 定義 | 設定内容 | 説明 |
1 | event | 'Change language' | Google アナリティクス の「イベントアクション」列に表示される項目です。どんな行動をとったかを記述します。 |
2 | event_category | 'WOVN' | Google アナリティクス の「イベントカテゴリ」列に表示される項目です。種別に相当し、大項目としてWOVNをカテゴライズしています。 |
3 | event_label | 'change to:' +e.name | Google アナリティクス の「イベントラベル」に表示される項目です。サンプルではどの言語に変更したかを簡単に記載しています。 |
4 | value | e.code | Google アナリティクス の「値」に表示される項目です。詳細なプロパティや値をここに設定します。このサンプルでは言語コードが記録されます。 |
表示させたい内容に応じて、設定内容を変更してください。
WOVN が提供する JavaScript関数については、Widget API (WOVN.io Javascript) を参照してください。
3. WOVN で言語切替えが行われるたびに、サンプルコードの内容が実行され、Google アナリティクス に情報が送信されます。送信結果はGoogle アナリティクス の「行動」→「イベント」から確認できます。
実行後、反映まで時間がかかる場合があります。その場合は「リアルタイム」からレポートを確認してください。
また、設定したイベントカテゴリ、アクション、ラベルは「行動」→「イベント」ページ内でのディメンションとして確認できます。